誓い
あの時、俺は動くことが出来なかった。
ただ目の前で落ちていくらんるを見詰めるだけ・・・
手も声も出せず・・・映画のワンシーンを見ている様だった。
アバレンジャーになる事を選んだ時、それなりに覚悟をしていたが、
死と言うものがこんなにあっけないとは・・・
倒れたらんるを身近で見ても、涙も出てこない。一粒の涙も・・・
素直に泣けるあいつが羨ましく感じた。感情をむき出しにできるあいつが・・・
声を上げて泣くことができればどれほど楽だろう・・・。
俺はただ、拳を握り締めるだけ・・・
抱きしめたかった・・・この手で・・・
もう、あの笑顔が見えないのか、俺の心に焼き付いて離れない笑顔が・・・
目を開けてくれ・・・
今の俺には願うだけしか出来ないのか・・・
こんな時、俺の肩書きが無意味に感じる・・・
目を覚ませ・・・・
そして、この俺をその瞳に映してくれ・・・
お前が目を開いた時、あれほど嬉しいことは無かった・・・
またその瞳に俺を映してくれる事がこんなにも嬉しいものだなんて
今まで気付かなかった・・
俺は今誓う・・・
これから先、どんな事をしてもお前を守る・・・・
守りつづける・・・・
もう二度とあんな想いをしたくない・・・
第4話の最後の場面、らんる嬢がハッカナスナイパーに撃たれた時の幸人さんの私的心境を書いてみました。
幸人さん独白で・・・