刑事(デカ)の常識


とある日のデカベース。

この日はアリエナイザーの攻撃もなく、デカレンジャーの面々はそれぞれデスク ワークに精を出していた。

「う〜ん、こういうのって俺、苦手」
「そうだろうな、考えるより行動だからな、お前は」
「よくわかっているじゃん、それでこそ俺の相棒!!」
「相棒って呼ぶな!!」

隣に座っているバンとホージーの会話を聞いてジャスミンとセンは顔を見合わせ てくすりと笑っていた。

「う〜ん」

少し離れたコンピュータの前でウメコだけがバンとホージーの会話にも笑いもせ ず腕組みをして難しい顔をしていた。

「どうしたの?ウメコ」

うなり声に気づいたジャスミンはウメコに声をかける。

「パソコンがフリーズ起こしちゃったの〜」
「また変なところ押したんでしょ」
「ウメコは直ぐにいろんなところ押しちゃうからね」

センとジャスミンは呆れた顔でウメコの背中を見ていた。

「ジャスミン〜」

振り返るとウメコは上目使いでジャスミンを見る。しかしジャスミンは手を止めることはなかった。
ウメコが何を求めてきたのかわかっていたからだ。

「仕事中」

ジャスミンに軽くあしらわれたウメコは今度はセンちゃんに視線を移す。
それに気付いたセンはウメコが声を掛けてくる前に笑顔でウメコを見る。

「僕も手が放せないだ」

そういうと仕事を始めてしまう。

「うぇ〜ん、センちゃんまで」

ウメコは今度はバンとホージーの方に視線を移して行く。
しかし先に視線に入ってくるバンを通り越しウメコはホージーに助けを求める。

「ホージーさん、お願い」
「・・・ったく、しょうがないな」

ホージーは自分の席を立ち、ウメコの後ろから手を出しマウスをいじり始めた。

バンは悔しそうにセンとジャスミンのところに移動する。

「ね、なんで俺じゃないの?」
「そんなことわかりきってること」
「バンに直せるわけないでしょ」


ウメコの後ろから手を出しているホージーはあることに気付く。

「・・・ウメコ」
「なに?ホージーさん」
「シャンプー変えたか?」
「そうなの!結構高いシャンプーなんだよ。いい香りでしょう」
「前のよりいい香りだな」
「うふっvv」

ホージーは素直に喜ぶウメコの横顔をかわいいと思いつつ見つめていた。

「そんなことまでわかるんだ、さすが俺の相棒!!」

ホージーはいきなりバンに肩を叩かれ、バンを睨む。

「これくらいデカとして当たり前だぞ」
「当たり前?」
「そうだ、少しの変化も見逃さない」
「そっかーーー」

その会話を聞いていたセンとジャスミンはその会話に入ってくる。

「そうね、ホージーの言う通りデカとしてはそれくらい常識かもね」
「でも、ホージーのはデカの常識かな?」
「まあ、常識は超えてるかも」
「え?なんでなんで」
「それはね・・・」
「うるさいぞ!ジャスミン・セン」

ホージーはジャスミンの言葉をさえぎるように言葉を重ねる。

「どうして教えてくれないんだよ、相棒」
「うるさい!!」

ホージーが突っかかってくるバンをあしらっていると肩を叩かれる。

「ホージーさん、私も知りたい」

ウメコはホージーににっこり微笑む。

「・・・いや、その・・・」

ホージーはウメコの正面を向き、顔を赤くして口ごもる。

バンはセンとジャスミンのところにやって来て、ホージーとウメコを見る。

「こう言う事よ」
「わかったかい?バン」
「え?どう言う事?」
「「え・・・・;」」

しきりに首を振っているバンをセンとジャスミンは驚いた顔で見ていた。




やっと書けた第2弾。
私が書く青桃ってまだ青→桃です。
だからクールなホージー君もウメコちゃんの前ではへたれです(←って言うかへたれすぎ)