ムーンストーン〜フリオv蘭編〜
南米いるフリオはある日、友人から乳白色の石がついた銀細工の指輪とペンダントを貰った。
フリオはその友人に
「その石は君達の為にあるようなもの。フリオ、ちゃんと日本にいる彼女に渡すんだぞ」
と言われる。フリオは友人にその理由を尋ねる。
「なぜだい?」
友人は笑顔でその理由をフリオに語った。フリオもその理由を聞いて
「早速、送るよ」
とその友人に笑顔で答えた。
・・・一週間後・・・・
雨が続く6月のある日、コスモアカデミアで働く蘭の元に小包が届く。
蘭は誰だろうと送り主を見るとそれは南米にいるフリオからのだった。
蘭は『なんだろう』と思いつつ、その小包を開ける。
その中には小さな箱と手紙が入っていた。
蘭はその箱を開けてみると、シルバーに細工したものにムーンストーン
がついたヘッドのペンダントが入っていた。
「きれい・・・」
しばらく見とれていたが『誕生日でもないのになぜこのような物を送ってくるのだろう』と思い、手紙を広げる。
蘭は手紙綴られているフリオの字に懐かしさを感じながら読み始める。
『蘭、元気ですか?僕はとても元気です。でも蘭に逢えないから寂しいです。
今の時期は日本は雨の多い季節と麗から聞きました。雨も自然の恵み。嫌がらずに・・』
蘭は『フリオらしい』と思いくすりと笑い、読みつづける。
『先日、僕の友達から僕と蘭にとプレゼントを貰いました。
僕には指輪を蘭には送ったペンダントです。』
蘭は箱からペンダントを手にとり、『そーなんだ』と眺めた。
『友達は『その石は君達のための物』と言って渡してくれました。
僕がその理由を尋ねると教えてくれました。
僕も理由を知って本当に僕たちの為の物と思いました』
蘭は自分もその理由を知りたくて手紙を読み進めるが書いてはいなかった。その代わりに
『蘭、自分で調べてごらん。』
とだけ書いてあった。蘭はパソコンの前に座り、ムーンストーンの意味を調べてみた。
蘭はくすっと笑い、フリオに電話をする。
「もしもし、フリオ。うん、ちゃんと受け取った。石の意味調べてみたよ。ほんと私たちの石だね・・・・」
蘭のパソコンの画面にはこう映し出されていた。
『ムーンストーン・・・月の光が離れた場所にいる人間を結びつける。遠距離恋愛の守護石として用いられる』
こちらのお2人は『ムーンストーン』です。
文中にも書いてある通りで、ヨーロッパの方では遠恋の守護石だそうです。
これを読んだとき、この2人が思い浮かんできました。
でも2人は今回は会っていません(笑)たまにはいいでしょ?