愛するが故


・・・別れ・・・

最近、俺の頭の中をこの言葉をよぎる。こいつと出逢って半年。もうと言うべきかまだと言うべきか。

今までの女とは違うお前に惹かれ、お前も俺を好いてくれた。ベッドも共にする関係にもなった。

しかし、俺達の関係は永遠なんだろうか・・・・永遠なんてあるのだろうか?

いつかこの戦いが終わればらんるはここを・・・俺の元を離れていくだろう・・・。

俺はどうだ?俺もここを・・・彼女の元を離れることができるのか?

いつかは別れなければならない・・・このままだったらららんるが自由に飛び立てない

今なら、元の関係に戻れるのかもしれない・・・今なら・・・・まだ間に合うかも・・・



幸人は自分の腕の中ですやすやと眠るらんるの前髪をそっと掻き揚げ、額に口付けを落とす。
そして、彼女を起こさないようにそっとベッドを降り、着替える。
その気配に気付いたのからんるは眼を覚ます。

「もう帰っちゃうの?」

らんるは甘ったるい声で幸人の背中に問いかける。

「・・・・ああ」

幸人はらんるの方には振り返らないで答えた。

今らんるを見てしまうと決意が鈍りそうな気がして・・・

「・・・らんる・・・」

着替え終わった幸人は部屋の扉に手をかけると静かに口を開く。

「・・・なに?幸人さん・・・」

らんるは起き上がりベッドの上で布団の中で膝を抱えて座って幸人の言葉を待っていた。

「・・・もう・・・・」
「?」
「・・・関係を続けるのはやめよう」
「!?・・・今なんて・・・」
「もう・・・元の関係に戻ろう・・・」
「本気で言っているの?」

らんるの声がだんだん涙声になっていく。


・・・・これでいいんだ、これで・・・・


「ああ、本気だ」
「・・・今更そんな事言わないで・・・」
「・・・今だから言うんだ・・・」
「・・・・どういうこと・・・・」
「・・・いずれわかる・・・」
「わからない!わからないよ・・・・・うっうっうううう・・」

らんるは枕に顔を押し付けて泣き始めた。らんるの泣き声を聞きながら幸人は振り返らず部屋を出て行った。
幸人はらんるの部屋を出ると玄関に寄りかかり、天を見上げる。

「・・・これでいいんだ、これで・・・」

幸人は自分に言い聞かせるように呟き、自分の部屋へと戻っていった。




放送も半年過ぎて、ちょっと考えてしまいました。
少し続きます。