飛ばされた二人 2


幸人らんるはうっそうとしている雑木林の中を異次元からの出口を探しながら歩いていた。

「幸人さん、あそこ」

幸人は小声で言うらんるの指差す方をみると、そこには岩の扉を開けようとするトリノイドの姿があった。
どうやらそこが元の世界に戻る出口らしい。それを感じ取った二人は大木の陰に身を隠す。
そして幸人はらんるの両肩を持つと

「いいか、らんる。俺があいつの気を引く。その間にあの出口に行け」
< 「そうしたら、幸人さんは・・・」
「俺は大丈夫だ。いいな」
「わかった」
「いくぞ」

幸人は立ち上がり、隠れている大木から出ようとすると

「待って」

幸人はらんるに腕を引っ張られる。

「どうし・・・」

らんるは幸人の言葉をさえぎるように「ちゅ」っと幸人の頬に軽いキスをする。

「おまじない・・・」
「・・・・・いくぞ」

幸人はふっと笑い大木から出て行った・・・。



「トリノイド、そこが出口か!!」
「見つけたぞ、アバレンジャー!!今度こそは・・・」

幸人はらんるが見つからないように、変身出来ない身体でトリノイドに攻撃する。
そして幸人はトリノイドの攻撃をかわしながら、出口からトリノイドを遠ざける。

らんるはトリノイドが離れるの確かめると、身を隠していた大木から出口に向かって走り出す。
しかし怪我の為に思うように走れない。

・・・行け!!らんる・・・

幸人はらんるの姿を見ながら攻撃をかわす。らんるはどうにか出口に着くと

「幸人さん!!」

幸人に向かって叫ぶ。その叫び声に気付いた幸人は

「ああ!!」

と答え、トリノイドの脇をすり抜け出口に走っていく。 「くそ!!」

それに気付いたトリノイドも幸人を追いかけ走る。
しかし一歩幸人の方が早く、出口にたどり着く。

先に行っていたらんるに追いついた幸人はらんるの手を取り長く続く洞窟の中を走って行く。

二人は先の方に光を見つける。

「幸人さん!!」
「ああ、行くぞ」
「うん!!」

二人はその光の中に飛び込んだ。



アスカと凌駕はトリノイド追いかけてたどり着いた場所でトリノイドを捜していた。
と、突然近くにあったビルの窓ガラスから光が漏れてきた。その光から幸人とらんるが飛び出してきた。

「三条さん!らんるちゃん!」
「無事だったんですね!!」

飛び出した勢いで倒れてた二人を凌駕とアスカが抱き上げる。

少し遅れてトリノイドも光から出てくる。

「お前達よくも・・・」

凌駕とアスカにそれぞれ抱きかかえられた二人は身構える。

「それはそっちの台詞よ!!」
「チェンジだ、らんる!!」
「うん!!」
「「爆竜チェンジ!!」」

チェンジできた二人を含め4人の闘いが始まる・・・・。

トリノイド倒し、アバレンオーから降りた3人は変身を解除し、すでに解除していたアスカと合流する。

「みなさーーーん!!」

アスカはいつもの笑みにで凌駕とらんるを背負っている幸人に駆け寄る。
らんるは闘いが終わったとたん、傷の痛みで気を失ってしまっていた。
アスカは近づくと心配そうにらんるの顔を覗き込む。

「らんるさん、大丈夫でしょうか?」

「ああ、この傷でよく闘ったと思う・・・」

幸人は自分の背中で寝ているらんるに凌駕たちには決して向けない優しい眼差しを向ける。
凌駕は幸人のその眼差しに気付き

「じゃ、俺達先に帰ってますね」
「え?ええ・・・」

わかっていないアスカの腕を引っ張り先に歩いていった。



幸人は夕焼けの中、恐竜やに向かってらんるを背負い歩いていく。

「らんる、よくがんばったな・・・。帰ったらゆっくり寝るといい・・・」

幸人は眠っている背中のらんるに話しかける。聞こえているはずがないらんが

「うっ、ううん・・・」

と頭を動かす。幸人はらんるの声にくすっと笑い歩き続ける・・・・。




私が書いた中で青黄色が一番薄い感じなってるかな?
本編でこんな話やってくれたらいいなぁと思って書きました
ぜひやってほしいもんだ